（キムチ・担々麺・激辛　その２２）

○　「ジンラーメン　中辛」（オットギ）

　韓国のカップ麺メーカーで日本では熱ラーメンがお馴染みとなっているオットギから韓国で長きに渡って愛され続けているジンラーメンの中辛が登場しました。

　韓国の食文化は辛いカップ麺のオンパレードという印象がとても強いのですがこのカップ麺は中辛です。一応、辛さ控え目なのですがはたしてどのくらいの辛さなのか。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。韓国カップ麺ならではの牛をベースにしたスープの香りが漂うとともに油揚げ麺の香りも同時に確認できました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、牛骨のエキスをしっかりと味わうことができ、辛さ的には日本人感覚ではまあまあの辛口です。

　具はニンジン、マッシュルーム、ワカメ、長ネギの４種類となっており、ニンジンとマッシュルームは完璧に湯戻りしていない感じで結構な噛み応えとなっています。

　麺はノーマルタイプのちぢれ麺となっており、韓国製らしいボソボソとした食感があるのですが麺そのものにしっかりと味付けされているので美味しくいただけます。

　牛骨の風味と韓国特有の唐辛子の辛さをマイルドな感じで楽しむことができる一品。これで辛さを抑えているといった韓国の辛さレベルを改めて認識させられました。

○　「日清中華街　担々麺　ごま濃厚贅沢仕立て」（日清）

　理想の中華街の味を再現するという日清中華街シリーズから中華街の本格中華料理店で楽しめる担々麺の登場。その名も担々麺ごま濃厚贅沢仕立てです。

　飲食店検索サイトのグルメぴあが「今、紹介したい」担々麺として推奨しており、サイトには担々麺の詳しい説明やグルメぴあ社員の感想がビッチリ詰まっていました。

　かなりの美味しさに期待を込めてお湯を注いで４分待ちます。蓋を開けて麺を軽くほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜ、最後に調味オイルを入れたら完成です。

　早速、ゴマのとても良い風味が漂うスープを一口いただきます。濃いめの醤油ベースのスープにゴマの濃厚さが染み渡っており、キレのある辛さも心地良いくらいです。

　具は挽肉、チンゲンサイ、唐辛子の３種類。挽肉は大きめなので肉の旨みがよく伝ってくる感じで、チンゲンサイのシャキシャキ感は濃厚スープにピッタリの食感です。

　麺はノンフライで細めのストレート麺となっており、コシがしっかりとしているので喉ごしの良さを楽しむことができ濃厚スープも麺にしっかりと絡むので美味しいです。

　舌の上で転がるくらいに濃厚でいてゴマの風味をしっかり楽しむことができるスープが魅力的な一品。加えてスープにピッタリの麺も心に残る美味しさとなっています。

○　「ジンラーメン　辛口」（オットギ）

　韓国のカップ麺メーカーで日本では熱ラーメンがお馴染みとなっているオットギから韓国で長きに渡って愛され続けているジンラーメンの辛口が登場しました。

　以前にいただいた中辛はまあまあの辛口だったので韓国の辛口イコール日本の激辛なのかなといったことを思ってしまいますが、どのくらいの辛さなのか気になります。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。ビーフベースの良い香りとともに唐辛子の香りが漂い、明らかに中辛よりも辛そうな赤いスープが現れました。

　早速、スープを一口いただきます。ビーフの出汁が利いているのがよく解るのですが、直ぐにキレのある辛さが舌と喉に伝わってくる感じでさすが韓国だと思いました。

　具はマッシュルーム、ニンジン、ワカメ、長ネギの４種類となっており、マッシュルームはその風味をしっかりと楽しむことができ、ニンジンはかなりの歯応えです。

　麺はスナック麺タイプをさらに硬くしたものとなっており、韓国ならではのボソッとした食感となっていますが麺自体に味付けされているので美味しくいただけます。

　出汁の味わいと一緒にキレのある辛さを楽しめるスープと少し硬めの麺が印象に残った一品。間違いなく辛いのですが癖になりそうな美味しい辛さとなっています。

○　「大人のスーパーカップ　旨辛チゲ」（エースコック）

　美味しくてお腹も満足することでお馴染みとなっているスーパーカップ。そのスーパーカップを大人向けのテイストにした大人のスーパーカップから旨辛チゲの登場です。

　以前にうま辛チゲというのが出たのですが今回は「うま」が「旨」になって再び現れました。さらに旨くなったのかは定かではありませんが指示されているのは確実です。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてから最後にスパイスをかけたら完成。キムチと唐辛子が合わさった辛そうな香りが漂ってきました。

　まずは、スープを一口いただきます。味噌ベースの味付けにキムチの風味がしっかりと染みており、唐辛子をかけたことにより結構な辛さなのですが癖になる旨さです。

　具は白菜キムチ、キャベツ、長ネギの３種類となっており、白菜キムチやキャベツは食感の良さもさることながら辛いスープに相対した甘さがなかなか良い感じですね。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、丸くて太めということで喉ごしの良さを楽しむことができ、スープもよく絡むだけでなくボリューム感もバッチリです。

　キムチの風味の良さと唐辛子のキレのある辛さを心ゆくまで満喫できるような一品。この美味しさを楽しむことができる大人で良かったなと思える一杯でした。

○　「塩　担担麺」（エースコック）

　担々麺ではなく担担麺という書きぶりに加えて、様々な工夫が加えられているのでいろんな美味しさを楽しむことができる担担麺シリーズから塩担担麺が登場しました。

　普通は醤油や味噌をベースにしたスープが多いのですが塩ベースのスープになっているとのことです。担担麺特有のコク深い旨辛スープがどんな感じなのか気になります。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてから調味油を入れてさらにかき混ぜれば完成。ゴマの良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりでゴマの風味が口一杯に広がってくるとともにピリッとした辛さと後に引かない旨みを楽しむことができます。

　具は挽肉、チンゲンサイ、唐辛子、長ネギの４種類となっており、挽肉は塩加減がちょうど良く、チンゲンサイはシャキシャキ感と甘さがスープによく合う感じがします。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、コシがしっかりとしているので喉ごしの良さを楽しめるとともにゴマの風味とスープの旨みがよく絡むので美味しいです。

　ゴマの深みのある風味があるのにサッパリとしているスープが魅力的な一品。辛さもほどほどとなっているので担担麺デビューにふさわしい一杯にだと思います。

○　「ごつ盛り　豚キムチラーメン」（マルちゃん）

　リーズナブルでお腹いっぱいになるまで美味しく食べることができるカップ麺としてお馴染みのごつ盛りシリーズ。そのごつ盛りから豚キムチラーメンが登場しました。

　豚キムチの良いところは風味の良さと心地良い辛さが絶妙に合わさっているところです。カップが大きくなると雑になるのですがそれがしっかりとしているのか注目です。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。キムチのとても良い香りと一緒に魚介特有の香りも漂ってくるので食欲をそそられること間違いありません。

　早速、スープを一口いただきます。ポークエキスがしっかりと染みているのがよく解るとともに魚介の甘い風味とキムチのキレのある辛さを一緒に楽しむことができます。

　具は豚肉、白菜キムチ、唐辛子、長ネギの４種類となっており、豚肉は薄めの味付けとなっているのでスープと一緒にいただくと美味しく、白菜キムチは甘酸っぱいです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、キムチの風味と辛さがしっかりと絡むので美味しくいただけるとともに、ボリューム感も満足するものとなっています。

　豚キムチが持っている風味の良さとキレのある辛さを心ゆくまで堪能することができる一品。量が多くても最後まで美味しくいただけるというのが魅力的です。

○　「辛さが旨い　豚キムチラーメン」（ヤマダイ）

　刺激的な辛さなのですが癖になりそうな美味しさを楽しめることでお馴染みの辛さが旨いシリーズからキムチに豚肉が加わった豚キムチラーメンの登場です。

　キムチによく合うのが豚肉ということで間違いなく美味しいのでしょうが、スープの辛さと辛くてもいただきやすいのかが気になるのでその辺に注目してみたいです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。キムチ特有の甘辛そうな香りとともに油揚げ麺の香りも漂ってくるといった懐かしいカップ麺といった感じです。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりなのですがキムチと魚介の風味が広がってくるとともに、キレがあって後に引かない辛さとなっています。

　具は豚肉、白菜キムチ、ニラの３種類となっており、豚肉は白身が付いているので小さくてもジューシーな味わいで、白菜キムチは甘くてニラは風味がとても良いです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、思ったよりも芯の強さがあるので最後まで美味しくいただくことができ、スープの辛さもしっかりと絡んでいます。

　キムチの風味とスッキリとして後に引かない辛さを楽しむことができるスープが魅力的な一品。豚肉も美味しいのですがやはりスープの旨さはなかなかのものでした。

○　「本気盛　ニラ担担麺」（マルちゃん）

　本気盛と書いてマジモリと読み今ではいろんなアイデアで斬新な美味しさを提供してくれることでお馴染みとなっていますが、今回はニラ担担麺の登場です。

　唐辛子・ラー油で仕上げたスパイシーな辛め担担麺！！といったことが書いてありました。本格中華の担担麺ではなく日本人好みの味わいとなっていそうな感じですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。特製油の中味がラー油ということでスープが一気に赤くなるとともにニラの風味がしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。チキンベースのあっさり系のスープだと思うのですがその風味を一気に消し去るくらいの唐辛子とニラの風味が広がってくる感じです。

　具は挽肉、ニラ、タマゴ、唐辛子、長ネギの５種類。挽肉は薄めの味付けとなっているので癖が無く、ニラは風味が良いのですがもう少し量が多ければ良いと思いました。

　麺はスナック麺タイプをガッチリとさせた感じとなっており、思ったよりも麺のコシの強さというのを楽しむことができ、ボリュームがあるのでお腹も満足できます。

　唐辛子とニラの風味がしっかりと効いているスープとボリューム感のある麺がとても印象的な一品。辛さも適度なものとなっているので最後まで美味しくいただけました。

○　「中華三昧　赤坂中国料理　榮林　酸辣湯麺」（明星）

　袋麺ではかなりお馴染みとなっている中華三昧も３０周年となりました。その３０周年を記念して一流中華料理店の一品をカップ麺にした嬉しい企画ものです。

　今回は赤坂中国料理　榮林　酸辣湯麺（スーラータンメン）ということで、高級感がひしひしと伝わってくるのですが、どのような味わいなのか食べるのが楽しみですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。酸辣湯麺特有となっているラー油と酢が合わさった良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。ラー油の程良い脂分があるので滑らかな口当たりとなっているとともに、とろみの食感とキレのある辛さや酢の酸味も楽しめます。

　具はハム、タケノコ、タマゴ、シイタケ、キヌサヤ、長ネギの６種類となっており、それぞれが細かくて解りづらいのですがタマゴはスープの辛さに合う柔らかさです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、モチモチとした食感と小麦の美味しさというのを楽しめるとともにとろみのあるスープが絡むので美味しくいただけます。

　辛味と酸っぱさのあるスープとモチモチ感のある麺のコラボを心地良く楽しめるような一品。本格的な中華料理の味わいを手軽に味わうことができる一杯となっています。

○　「とんがらし麺　とんガラム～チョ　麻婆らーめん」（日清）

　スープだけでなく麺にも唐辛子が入っていることでお馴染みとなっているとんがらし麺と激辛スナックでお馴染みとなっているカラムーチョがコラボしました。

　その名もとんガラム～チョということで、唐辛子練りこみ太めんとカラムーチョ風辛ジャガに加え、共同開発されたカラシビスパイスで辛さを堪能できるとのことです。

　お湯を入れて５分、蓋を開けてからカラシビスパイスをかければ完成。カラシビスパイスを入れたことにより本格中華料理的な香りがしてきて食欲をそそられましたね。

　早速、スープを一口いただきます。あっさりとした口当たりとなっておりポークエキスに豆板醤が効いた味わいを楽しめるとともにかなりキレのある辛さとなっています。

　具は豚の挽肉、豆腐、ジャガイモ、長ネギの４種類となっており、カラムーチョ風辛ジャガはホクホク感と辛さを楽しめ、豆腐はサッパリとした味わいとなっています。

　麺はスナック麺タイプとなっていますが少し厚めの仕上がりとなっているので喉ごしが良くなっており、唐辛子が練りこまれているので一本ずつ辛いのがよく解ります。

　風味の良さとトップ級の辛さを楽しむことができるのに加えジャガイモの美味しさも堪能できるような一品。食べ終わる頃に舌が痺れる感じがしますが癖になりそうです。

（キムチ・担々麺・激辛 その２２）

（キムチ・担々麺・激辛　その２２）